新しい休日が出来るなら6月に『キャンプの日』が良いです。6月は1年の内、唯一国民の休日がない月です。5月のゴールデンウィーク後から7月の『海の日』まで祝日がなく、また梅雨の時期という事もあり、なんとなく遠出をする事も億劫に感じる時期です。そこで肌寒さもなく、暑過ぎない6月はアウトドアを楽しむキャンプには最適な時期です。梅雨の雨だけ避けられれば、家族で大自然を満喫しにキャンプへ出掛けたいと思います。
入社して最初に配属となったのは大型タワークレーンの整備部署でした。大型機械特有の重量物を扱う危険性を教え込まれ、そしてその仕事に携わる数少ない職人さんの誇りややり甲斐に触れた毎日でした。
そこで2年半、建設現場で使われる揚重機械の基礎を学び、その後北陸の機械センターへ転勤しました。
北陸機械センターでは自分で整備した機械を現場で組立、解体をするという現場施工を集中的に行いました。その1年半後、会社から海外勤務の指示があり、ドバイの大型プロジェクトの機電要員として1年9か月従事し、建設現場で使用される揚重機械の保守、点検、不具合対応を任されました。
その後、国内へ戻り、名古屋機械センターで当社が保有する機械全般の整備部署を担当し、その次に東北機械センターでは着任後半年で東日本大震災を経験、災害対策に従事しました。
震災後は災害復旧と新規建設現場の対応が並行して行われ、当社が担う業務の中では整備、施工計画、営業と経験し、現場と関わる当社の役割について学べた5年半でした。
その後、東京機械センターへ赴任が決まり、再び私が最初に配属となった大型タワークレーンの部署に配属されました。今は整備部署だけでは経験できなかった私の今までの経験を活かし、業務の進め方や客先から機電要員へ求められる事などを具体的に伝え後輩育成に努めています。
会社に入ってから今まで、仕事で失敗をしても必ずフォローしてくれる先輩や上司がいる事が私の中で大きい存在です。失敗した時、その反省点にだけ目が行きがちですが、身近な先輩が共感してくれる、その上で改善点を言われるととても素直に聞き入れる事が出来ます。
思い返せば入社2年目の時、機械のトラブルにおいて修理対応で現場へ出張した時の事です。その時は同行した協力会社の方が機械の修理対応をしたのですが、はっきりとした原因が分からないまま部品の交換をして修理を完了し、現場の方へ報告をしました。そこで仕事が完了したと思い、先輩へ報告すると、何が不具合の原因か特定できず、『わからないままにしていてはダメだ、再発防止にならないし、そんな考えでは成長しないぞ!』と言われ目が覚めた思いでした。その後、先輩方の過去の失敗やアドバイスを聞き、とても救われ頑張ろうと奮起したことを覚えています。
当社の魅力は、自分が進める仕事についてその方法を自分で考えて実行出来る事です。業務のフローや先輩が今まで実施してきた内容ややり方を強要されることなく、自由な発想で仕事を任せられ、その結果について評価される事です。仕事の結果が求められる命題があり、そこへ向かうプロセスは自分で考え、実行出来る事、そこが当社の魅力だと思います。仕事の進め方は十人十色、その自由度で個人のやり方が反映され結果に結び付ける事が出来ます。
人に伝える力があり、ポジティブである事だと思います。仕事だけに関わらず、どんな時も前向きに考え、そしてその自分が考える理想像について他人に伝えるコミュニケーション能力を持ち合わせた人、それこそがハイパフォーマーと言えると思います。どれだけ技術があっても伝える方法を持てない人は1分の1の仕事しか出来ません。1人からたくさんの人に前向きな意見を伝え、それらを共感した人がまた伝え、倍、倍と増やしていける事が会社の発展する理想像だと思います。
社会人になると学生と違い、時間の使い方に制約が出ます。長期休みなどに出来る遠出や旅行、資格取得のための長期的な勉強、ボランティアなど、そのどれもが就職してからも出来ますが、会社に入るとそのために準備しなくてはならない事がたくさんあります。
学生時代であれば思い付きで出かけて行動する事も出来ますが、会社に入ってからは長期休暇を取るためには、休みの間に自分が担当する仕事の引継などしなくてはなりません。
学生の身軽な内に行ってみたい所、見たい場所、会いたい人に会いに行くべきだと私は思います。